mushroom on the poolside

女の子はお砂糖とスパイスでできてない 

チョコミントアイデンティティの考察

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ポニーテールとチョコミントアイスの似合う、

ちょっと生意気そうな雰囲気の女の子になりたかった。

 

チョコミントは早々に断念した。

ミント味は苦手だ。

ミントガムを食べると舌がヒリヒリして涙が出る。

だから 歯磨き粉も嫌いだ。

かなり譲歩してシトラスミントとかを使っているけれど、

毎日「マズいなぁ」と思いながら歯磨きをしている。

 

歯磨き粉の味がするからという理由から、マックのハンバーガーに入っているピクルスも苦手だ。

しかし、ピクルス=歯磨き粉風味 という私の感性豊かな味覚は、誰からも共感を得ない。

みんなは あのピクルスを何味と認識しているのだろうか。 

 

 

・・・・・・。 

 

 

ポニーテールにするために運動部ボブだった髪の毛を伸ばし、

私の中の ポニーテールマストアイテムである

スニーカー ・ ミニスカート ・ペロペロキャンディを装着し

(フーセンガムも捨てがたいが、すぐに味がなくな(以下略))

チョコミントアイスの食べられない私は、完成度80%くらいの

憧れのポニーテールガールになったのだ。

 

 

うむ。

大変 満足である。 

  

 

そういえば"苺味の板ガム"を噛み続けていた時期もあった。

期間限定の 苺味の板ガム を箱買いし、常備・摂取していた。

理由は、

初めて会った人に ”イチゴの匂いの子”

と認識されたら、ちょっとカッコイイ!!!!

って思っていたからである。

 

 

うむ。

大変 残念な子である。

  

 

過去の自分の ”理想像のような何か” について考えてみると

好きな映画 や 本 なんかから、都合よく”好き”だけを切り抜いて

全部詰め込んで、着せ替え人形みたいに ペタペタと貼り付けて・・・

でも、それがちゃんと似合う子になりたかったのだと思う。

  

抽象的なたくさんの”好き”を目に見えるかたちに具現化しようとした結果

集約されたのがどうやら、ポニーテール+チョコミントアイスだったようだ。

 

 

うむ。

過去の自分の思考ながら、なかなか理解しがたいものである。

 

 

実家のリビングにある引き出しの一角に幼稚園の頃の私の宝物入れがある。

記憶にあるかぎりでは、ネジやBB弾やビー玉を集めていたような気がするが・・・

 

今度帰った時に開けてみようと思う。

何が出てくるのか楽しみだ。