mushroom on the poolside

女の子はお砂糖とスパイスでできてない 

本が好き

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本が好きだ

 

ページをめくる時のペラリという音や紙が擦れる音
紙とインクの匂いが心地良い
本を読んでいる時間は他の事は考えず
文章に 挿絵に 想いを巡らせる

 

単行本 図鑑 写真集 雑誌 絵本 マンガ ラノベ 教科書
色々な種類があるけれど
薄いペラペラとした それでいてしっかりとした紙質や
すべすべとしているページや
手に持った時のフィット感と大げさではない表紙故に
文庫本を選ぶことが多い
並べた時にサイズが同じなのもいい
気に入った本は単行本を買う

チープ感満載のペーパーバックも捨てがたいが
本を丁寧に扱わない私にとって
ザラ紙は弱く 傷つきやすいため いささか不便なのである

 

出かける時は大抵1冊持ち歩く
読みかけの本 お気に入りの本 借り物の本
本を読む場所は大抵決まっている
電車の中 緑道のベンチ ベッドの上

 

そういえば 実家にいた時は 入浴中によく本を読んでいた
途中でうたた寝をして本を湯船に落としてしまったことが何度かある
沈没した本たちは水分を含んで ずっしりと重く
いつまでも水が滴り落ちるので
よよよ・・・と泣かれている様で大変申し訳ない気分になる

今ではもう完全に乾ききっているであろう
うたた寝の「犠牲書」たちは 私に負わされた傷跡を主張しているかのように
元のぴしっとしたページには戻ってくれずなみなみのままだ
ページをめくる時のペラリという音も パラリという音に変わってしまった
だがしかし!!そのパラリという乾いた音も私は好きですがね!!

 


電子書籍は苦手だ
なんだか本を読んでいるという実感がない
例えば小説の場合 同じ内容でも電子書籍というだけで
なんか冷たいというか文字の羅列にしか見えないというか
物語を素直に楽しめないのだ
もちろん電子書籍の利便性は理解しているけれど・・・

 

ページについてしまったコーヒーの染みや
急いで閉じた時についてしまった折り目や
何度も読み返してクタクタになってしまった表紙や
丸くなってしまった角
なんかそういうものひとつひとつに愛着を感じてしまうから
紙の本が好きなんだろうな

外で本を読んでいる人を見かけると
どんな本を読んでいるのだろうと興味が湧く
タブレットスマホだと気に止めることもないだろう
みんなブックカバーなるものを装着しているから
何を読んでいるのかはわからないのだけれど

 

他の人は 本を読むときどんな時間の過ごし方をしているのだろう?
などと考えながら今日も1冊本を持って出かける