mushroom on the poolside

女の子はお砂糖とスパイスでできてない 

2015-01-01から1年間の記事一覧

キャンプにハマる

最近キャンプにハマっている9月に北海道へツーリング旅行へ行った時に買ったシュラフを使いたいからシュラフを使う状況で安易に思いつくのがキャンプだったのだ私は2015年9月までちゃんとしたキャンプというものをしたことがなかった地元にいた頃は、自分の…

ミルク

「じゃぁまたね」と言って私は左へ あいつは右へ 点滅する信号が青から赤へ変わってしまう前にと急いで横断歩道を渡ったことを少し後悔する振り返るとあいつはもう歩き出していて声をかければすぐに引き止められるけれど引き止めたところで 特に用事があるわ…

祭のあと

下北沢駅から少し離れた 一戸建てやアパートが多く立ち並ぶ町の一角に北澤八幡神社がある年に一度のお祭りの時は下北沢の街が祭り一色になる神輿を担ぐ威勢のよい声が響き 半纏を着ている人達が街に溢れている 賑わっている街の中で 私は少し切ない気持ちに…

クロール

私は泳ぐのが苦手だ水が怖いとかではなく むしろ水中は好きでプールの底に沈んで見上げる水面はキラキラしていて綺麗だしただ水面に浮かんで水の音と自分の呼吸音しか聞こえない感覚は心地がいいし飛び込んだ時の 水しぶきとか水中に散らばる泡が肌に触れる…

名状し難い聖域のようなもの

駅から徒歩8分の職場までの 早い段階・・・というか駅前の横断歩道の信号待ちであまり関わりのない同僚が目の前に立っていることに気づいてしまった「おはようございます」と爽やかな挨拶をし「今日はいい天気ですね」とか「今日は涼しいですね」とか中身の…

携帯が壊れたけど

携帯が壊れた 携帯を手に持ったまま下り坂を激走していたら手から抜け落ち 結構な勢いで後方へ飛んでいってしまった 人に当たらなくてよかったと思いながら携帯を回収しに下ったばかりの坂道を登る どこも壊れていないようだスマホって画面むき出しでも意外…

本が好き

本が好きだ ページをめくる時のペラリという音や紙が擦れる音紙とインクの匂いが心地良い本を読んでいる時間は他の事は考えず文章に 挿絵に 想いを巡らせる 単行本 図鑑 写真集 雑誌 絵本 マンガ ラノベ 教科書色々な種類があるけれど薄いペラペラとした そ…

火曜日の食卓

「好きな曜日は?」ともし聞かれることがあれば 迷うことなく「火曜日」と答える 物心ついた頃から火曜日は特別だった 飲食店を営む実家の定休日が火曜日だから家族の誕生日も、お祝いも、法事も、旅行も楽しいことも、悲しいことも 大体全部「火曜日」だっ…

あまい

早朝5時 車なんて1台も走っていない交差点で 信号が青に変わるのを待っている間に気が変わった 左折するのをやめ 海へと続く道を真っ直ぐに進む 清々しい爽やかな朝のはずなのに なんだか 心はもやっとしている 嫌なことがあったとか誰かのせいじゃない わ…

雨と自転車

どしゃ降りの雨が好き 霧雨も好き 車内から フロントガラスで弾ける雨粒を見るのが好き ぎこちなく窓を流れ落ちる水滴が好き 雨の日のプールが好き 雨上がりの曖昧な空が好き 雨粒が葉っぱにあたる音が好き 深い水たまりが好き 5年前の夏 東京に来て 仕事も…

電車には魔物がすんでおります

朝の通勤ラッシュの時間帯には 誰が悪いとかではなく 自分ではどうにも防ぎようのない事態に巻き込まれてしまうことがある 私の身長は153cmなのだけれど 長身の女性からは小さくてかわいいとか言われるサイズ(当社比) 丁度 平均的な日本人男性の肩くらいの…

東京

地元を離れる時 私は 恋人に振られても未練がましくすがりつく女の様に 「行きたくないよぅ」を連呼する うざい 確実にうざいよ お土産という名目の大量の救援物資と共に 仕方なく東京へと向かう車に乗り込む 仕事を中断し玄関先まで見送りに来てくれる 父と…

年末 実家に帰ったら・・・

私の故郷は愛媛県の田舎で 海も山も近く とても穏やかな場所だ 軽自動車とヤンキーがやたらと多いのはどこの田舎も一緒だと思いたい 大学進学と同時に今治を離れるまで田舎の良さなんてわからなくて 都会の方が魅力的だった 観光名所 オシャレなカフェ エン…